「江之浦」を題材として、土地の歴史・記憶をモチーフに制作された新作能「利休−江之浦」。杉本博司が企画・監修を手がけ、馬場あき子が作能した本作は2017年2月にMOA美術館能楽堂(熱海)でプレビュー、11月にジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)でワールド・プレミア上演され、この秋ついに江之浦の地で披露されることになりました。
江之浦には、秀吉北条攻めの折、千利休に命じて武将を慰撫するために結ばせた茶室「天正庵」跡があり、この場所で利休は高価な花入れに代わって韮山で切った竹を使い、初めて竹花入れを用いたとされています。本作ではこの一連のエピソードを取り入れ、花器が重要なモチーフとなっています。また茶の湯監修を千利休の直系 千宗屋が務める至高の舞台をぜひご堪能ください。
江之浦測候所 一周年記念特別公演 新作能「利休―江之浦」
公演日時:2018年10月18日(木)15時
会場:江之浦測候所 石舞台
企画・監修:杉本博司
作:馬場あき子
節付・型付:浅見真州
舞台監修:片山九郎右衛門、杉本博司
囃子作調:亀井広忠
茶の湯監修:千宗屋
主催・企画制作:公益財団法人小田原文化財団
出演者(予定):
観世銕之丞(老人)
片山九郎右衛門(利休ノ霊)
梅若紀彰(細川忠興)
谷本健吾(忠興ノ従者)
観世淳夫(忠興ノ従者)
味方玄 (地頭)
角当直隆(地謡)
坂真太郎(地謡)
川口晃平(地謡)
安藤貴康(地謡)
清水寛二(後見)
鵜澤光 (後見)
竹市学 (囃子方 笛)
成田奏 (囃子方 小鼓)
亀井広忠(囃子方 大鼓)
大川典良(囃子方 太鼓)
千宗屋
チケット情報
◎チケット料金:全席自由 8,000円(税込)
◎チケット発売日:9月10日(月)
◎チケット取扱い:小田原文化財団公式ウェブサイト(日本語)からのお申し込みのみ