京都市美術館が京都市京セラ美術館としてリニューアルオープンするにあたり、その連動企画として細見美術館で『飄々表具―杉本博司の表具表現世界―』が開催されます。今回のテーマは「表具」。これまでにも「杉本表具」として、平安の掛け軸から西洋の古い絵画にいたるまで、杉本独自のイメージやセンスで施された表具は、観る者に作品や素材へ新たな興味を持たせてきました。本展では、飄々として世を渡る数寄者杉本の余芸というには余りある表現世界を展観していきます。
この展覧会に、当財団より「華厳滝図」、「春日若宮曼荼羅」など計16点が貸し出されます。