この秋、小田原文化財団江之浦測候所は現代美術作家ティノ・セーガルを招聘し、開館以来初となる現代アートプロジェクトを開催いたします。
小田原文化財団の設立者である杉本博司自らが設計した江之浦測候所にて、1 ヶ月間にわたりティノ・セーガルがこの稀有な場所に合わせて構想したプロジェクトが繰り広げられます。セーガルのハプニング的な作品は記録を一切残さないことでも知られ、目撃した来館者の記憶の中のみに留められる特別な機会となります。
「ティノ・セーガル@江之浦測候所」
会場: 小田原文化財団 江之浦測候所
会期: 2019 年10 月4 日(金)~11 月4 日(月・振休)
<ティノ・セーガル>
1976 年、ロンドン生まれ。現在はベルリンを拠点に活動。「もの」としての作品・展示は一切行わず、彼が「構築された状況」と呼ぶ、作家の指示に基づいたパフォーマーの動きで観客をある体験に誘う作品で知られる。
2013 年にヴェネツィアビエンナーレ金獅子賞を受賞。2016 年パレ・ド・トーキョー(パリ)、2015年アムステルダム市立美術館、キアスマ美術館(ヘルシンキ)、2012 テート・モダン(ロンドン)、2010 年グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)にて個展。2014 年ヴェネツィアビエンナーレ/建築(ヴェネツィア)、2013 年ヴェネツィアビエンナーレ(ヴェネツィア)、2012 年第9回上海ビエンナーレ(シャンハイ)、ドクメンタ13(カッセル)、2010 年光州ビエンナーレ(光州)、2007 年リヨンビエンナーレ(リヨン)など多数の国際展に参加。
※「ティノ・セーガル@江之浦測候所」企画は江之浦測候所入館料に含まれます。
※ 入館には公式HP での事前予約が必要です。予約はこちらから。