2022年11月、音楽家・大友良英がアンサンブル・メンバー9名と共に繰り広げた即興パフォーマンス「MUSICS あるいは複数の音楽たち その1」。再演が待たれておりましたが、来る12月、再編成したメンバーとともに2年ぶりに江之浦の地に帰ってきます。
“即興”をキーワードに観客を巻き込みながらサイトスペシフィックな「音楽」を創り上げていくプロセスは「ステージと客席」という既存の関係性を覆していきます。江之浦測候所の中を自由に散策する途上で観客が“アンサンブルズ”に自然遭遇し、いつしか音楽・時間・空間と一体化していくパフォーマンスを是非お楽しみください。
Otomo Yoshihide Ensembles 2024
「MUSICS あるいは複数の音楽たち その2」
開催日時: 2024年12月8日(日)13:30~16:30
会 場: 小田原文化財団 江之浦測候所
チケット: 8,800円(江之浦測候所入館料含む)
出演アーティスト:
アンサンブルメンバー 大友良英(percussion, objects)、江川良子(sax)、木村仁哉(tuba)、Sachiko M(objects)、シェリル・オン(percussion)、首藤康之(dance)、巻上公⼀(voice)、松丸契(sax)、ミカド香奈子(fue, narimono)、本藤美咲(sax)、山崎阿弥(voice)
チケット発売日: 10月11日(金)10:00より発売 ※先着申込制
申込み方法: 小田原文化財団公式ホームページ見学予約ページより購入
交通アクセス: JR東海道線根府川駅より無料送迎バスを随時運行します。
行き:根府川駅発 12:40~13:15の間
帰り:江之浦測候所発 16:20~17:20の間
※パフォーマンス開催の週末は周辺道路の渋滞が見込まれます。公共交通機関をご利用のうえ、JR根府川駅から無料送迎バスをご利用ください。お車の場合は、時間に余裕をもってお越しください。
2022年に続き、2年ぶりに江之浦測候所で「MUSICS あるいは複数の音楽たち」の第2回目を開催します。午後から夕暮れまでの数時間、11人の即興演奏家やダンサーが江之浦測候所の広大な敷地の中を自在に行き来しながら、同時多発的に即興のパフォーマンスを展開します。観客のみなさんもまた自在に行き来しながら、さまざまな場所から聴こえてくる音楽を即興的に発見していく、そんな体験になると思います。演者は、即興演奏を専門とする者ばかりではなく、さまざまなジャンルから集まってきています。演者にとっても、聴き手にとっても、その場で起こることの中から、これまで体験したことのない何かを発見するような、そんなイベントになるでしょう。
大友良英
大友良英/Otomo Yoshihide
音楽家
ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/映画音楽家/プロデューサー
1959年横浜生れ。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興演奏やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は100作品を超える。
2008年、YCAMでの展示を切っ掛けに「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力をいれ、2011年の東日本大震災を受け福島で様々な領域で活動をする人々とともにプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げるなど、音楽におさまらない活動でも注目される。
2012年、プロジェクトFUKUSHIMA ! の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年には「あまちゃん」の音楽他、多岐にわたる活動で東京ドラマアウォード特別賞、レコード大賞作曲賞他、数多くの賞を受賞している。
2014年よりアンサンブルズ・アジアのディレクターとしてアジア各国の音楽家のネットワークづくりに奔走。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。また福島市を代表する夏祭り「わらじまつり」改革のディレクターも務めた。
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