小田原文化財団 江之浦測候所では、昨年11月にクリスチャン・マークレーを招聘し、サウンド・パフォーマンス《Found in Odawara》を開催いたしました。マークレー、巻上公一、鈴木昭男、山川冬樹、山崎阿弥とともに、メンバーの一員として2日限りの即興音楽を創り出した大友良英が、ジャンルを超えた新たなメンバーを率いて、その場限りの競演を繰り広げます。
Otomo Yoshihide Ensembles 2022
新作初演「MUSICS あるいは複数の音楽たち その1」
開催日時: 2022年11月5日(土)13:30~16:30
会 場: 小田原文化財団 江之浦測候所
チケット: 6,600円(江之浦測候所入館料含む)
出演者: 大友良英(objects)、石川高(笙)、石原雄治(perc)、今込治(tb)、江川良子(sax)、小暮香帆(dance)、加藤綾子(violin)、本藤美咲(sax)、芳垣安洋(perc)
チケット発売日: 10月14日(金)10:00より発売予定
申込み方法: 小田原文化財団公式ホームページ見学予約ページより購入
※詳細は、追ってお知らせいたします。
私、音楽家・大友良英は、様々なジャンルのミュージシャンやアーティストとともに、「即興」をキーに観客を取り巻きながら「音楽」を創っていきます。多数の人によって成り立つ“アンサンブルズ”の「新作」を、江之浦測候所の地から共鳴させていきます。
2008年に出した大友の最初の著作「MUSICS」にちなみ、今後「MUSICS あるいは複数の音楽たち」のシリーズを展開してく予定で、今回はその1作目になります。
大友良英
大友良英/Otomo Yoshihide
音楽家
1959生まれ。映画やテレビの音楽を山のように作りつつ、ノイズや即興の現場がホームの音楽家。ギタリスト、ターンテーブル奏者。活動は日本のみならず欧米、アジアと多方面にわたる。美術と音楽の中間領域のような展示作品や一般参加のプロジェクトやプロデュースワークも多数。震災後は故郷の福島でプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げ、現在に至るまで様々な活動を継続中。2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞を受賞。2014年よりアンサンブルズ・アジアのディレクターとしてアジア各国の音楽家のネットワークづくりに奔走。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。また福島を代表する夏祭り「わらじまつり」改革のディレクターも務めた。