ODAWARA ART FOUNDATION

2022年12月09日

新作能「媽祖」-劇場版- の映像を杉本博司が監修します 事業

2023年1月、小田原三の丸ホール開館1周年記念事業として上演される新作能『媽祖(まそ)』にて、杉本博司が映像監修を手掛けることが決定いたしました。

本作は、航海・漁業の守護神として台湾で篤く信仰されている道教の「海洋を守る女神・媽祖」を、疫禍に苦しむ現代への祈りのストーリーへと昇華させた意欲的な作品で、江之浦の海に着想を得て作られました。観世流 片山九郎右衛門がシテ方をつとめ、野村萬斎、茂山逸平など、豪華な共演者を迎えます。
舞台はこれまでの能の常識をくつがえすもので、能舞台としての所作板が無く、床面・壁面すべて「黒」尽くし。そのブラックボックスの中、奥の壁面には高さ2メートル × 横幅8メートルのLEDパネルを配置し、映像とともに能のライブパフォーマンスが繰り広げられます。
今回その映像コンテンツを杉本博司が監修いたします。また、舞台美術として杉本博司作「五輪塔」、「Lightning Fields(放電場)」のイメージを用いた幔幕「道真幕」も登場する予定です。

江之浦を舞台とした映像がシテ方の舞とシンクロする、全く新しい“シン・新作能「媽祖」”を是非ご鑑賞ください。

日  時: 2023年1月15日(日)14:00開演(13:00開場)
会  場: 小田原三の丸ホール 大ホール
チケット: SS席13,000円、S席11,500円、A席9,500円、B席7,000円、C席4,500円、
      2階バルコニー席ペア券8,000円、U25(25歳以下)4,000円、U18(18歳以下)1,000円

チケット:小田原三の丸ホール公式ホームページにて販売中

出演: 片山九郎右衛門、野村萬斎、宝生欣哉、味方 玄、分林道治、茂山逸平、他

企画・演出: 片山九郎右衛門
原作・台本: 玉岡かおる
映像監修 : 杉本博司
映像撮影 : 鈴木心

主催: 市民ホール文化事業実行委員会
共催: 小田原市
制作: 公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団、公益財団法人小田原文化財団
協力: 一般社団法人小田原市観光協会

お問合せ: 0465-20-4152(小田原三の丸ホール)

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