構想から20年の歳月をかけて開館した「小田原文化財団 江之浦測候所」のなれそめから現在に至る数々の因縁話を、設立者であり設計者でもある杉本博司が一気に書き下ろした『江之浦奇譚』。本書が開館3周年を迎える10月9日に岩波書店より刊行されました。
各章に美しい図版と自作の和歌が添えられ、表紙には茶室「雨聴天」の腰張り写真をあしらった著者自装による贅沢な1冊です。是非ご覧ください。