<ローマ公演> Doppio suicidio d’amore a Sonezaki
アルジェンティーナ劇場にて10/4(金)〜10/5(土)公演が行われました。
マドリード公演と同じく大勢の観客の大喝采と4回のカーテンコールを受け。2日間に渡る公演は終了しました。 様々な公演がある中でも、4回ものカーテンコールを受ける公演はあまりないそうです。ローマの観客は「杉本文楽」を心から堪能して下さいました。
公演前の劇場風景
会場直後のロビー
ローマ公演パンフレット
街中の広告看板
『杉本文楽 曾根崎心中』ローマ公演初日(10月4日) 観客(現地)の声(終演後の聞き取り調査より)
演劇についての概念を覆された。俳優のかわりに、人形・三味線・太夫が一体となって劇を作り上げることに感動した。調和そのもの。思わず引き込まれた。(20代女性、学生)
視覚、聴覚で楽しむ総合芸術だった。ビデオも美しかった。(30代女性、広報系)
人形遣いのテクニックがすばらしかった。また、階級の違いによって結ばれない恋人達というテーマの社会性にも驚いた。リアリスティック、かつロマンティック。(30代女性、教師)
人形がとても洗練されていた。衣装もとても豪華。現代的な舞台装置と闇を生かす照明が印象的。非常にモダン。(30代女性、会社員)
死によって恋人たちが永遠に結ばれるという運命の捉え方はとても新鮮に感じた。人形遣いたちはまるで踊っているかのように見えた。コンテンポラリーダンスに取り入れるべきだ。(60代男性、建築家)
三味線の奏でる音楽は単純に思えて、実は洗練し尽くされており、動作に独特の躍動感を与えていた。素朴でありながら洗練され、そして知的な芸術だ。(40代男性、ミュージシャン)
演出家の構想、特に空間のとらえ方が素晴らしかった。演者たちの技術も際立っていた。(70代男性、経営者)