ODAWARA ART FOUNDATION

小田原文化財団　江之浦測候所は開館から６年を迎えました。この間休むことなく施設の拡張と整備に励んでまいりました。特に昨年の「甘橘山 春日社」の建立は記憶に新しいものです。さてこの度、念願の美術館施設の基礎工事が終わり、基本設計も進んでいます。開館に向けてのスケジュールが確定いたしましたので皆様にお知らせする次第
です。
施設名は「甘橘山美術館」とし、開館は２０２５年秋を予定しております。
小田原文化財団には杉本博司収集の古美術品多数が収蔵されており、これらのコレクションを公開展示するだけでなく、現代美術を含む企画展を展開していきます。そのために美術館準備室を立ち上げ、準備室長に橋本麻里氏をお迎えすることといたしました。館内には１５０名収容のスペースも併設され、今まで懸案であった雨天時のパフォーマンスもより柔軟に行えるようになります。
建築設計には新素材研究所が取り組んでいます。建築的にも類例を見ない意欲的な空間が誕生する予定です。皆様の期待を超えるような施設を目指しますのでご期待下さい。

杉本博司